ー ご招待客の思い出 ー


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私と彼女がドア係!!一番おいしいのね。。

今夜は彼を囲んでspecial night!!

なんたって2005回目のクリスマスイヴですものね!!

フランクのダンスシーンが浮かびます!
腰に回した手がグイッて私を引き寄せてくれるの♪(。-_-。)ポッ♪

そんな夢の続きを〜〜〜〜〜皆さまで・・・・・・続きます。

by Meg



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Joyeux Noel!
寒くとも自分が一番美しく見えるようにドレス・アップして、イヴの夜のミサに。
司祭の祝福の祈りも終わらないうちに教会の階段をヒールで駆け下り、
待たせてあった車に駆け込んで...
ふう、、、間に合った...

バカラのフルートグラスをかかげる彼... 
先ずは、ドン・ペリニョン、ロゼーのシャンパーニュで乾杯!
人々のざわめき、香水の香り、そして静かに流れ始めたキャロル...
上気した頬はほんのりとシャンパーニュの薔薇色に...
夢見心地の、Veille de Noel(クリスマス・イヴ)
Gloria in excelsis Deo...
天のいと高きところには神に栄光、地には人に平和...

by cecilia



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最初は冗談かと思った。
私のデスクにドサッと「仕事」を落として行く彼女。
そのクルクルおめめは冗談は・・言ってないわね。
鮮やかなウインクを残し彼女は軽やかな足取りで次の目的地に向い方向を変える。

私は「普通の主婦」なのよ〜こういうのは慣れてませんて!
と思いつつ極秘計画書に誘惑され目を走らせた。

なるほど〜。
会計はあの彼女に・・本業がかなり忙しいはず・・・ま、たぶん大丈夫「愛」があるからね^^
と言うことで「仕事」の半分はお渡ししようっと。
生演奏^^? あの会場にあったかしら?・・手配手配。
音響の確認も必要よね。こういうことに詳しそうなあの方に声を掛けてみよっと。
選曲は・・彼女にお任せでいいのかしら?
リストを作ってもらってその拾い出しを・・その辺は彼女よね。
会場のお花・・彼のカラーで?クリスマスカラー?
ここはセンスのよい彼女とお花に詳しい彼女よね。
受付は・・文句のない人選だわ。
でも大人数になりそうだから・・ここは人当たりの柔らかななごみ系のあの方も最適よね。
司会は・・やっぱり場数を踏んでる彼女よね。
「自称シャイ」だけどあくまでも自称だから^^* ここは押し切ってみようかしら?
もう声はかけてあるのかしら?
パーティの大まかな流れと必要なものを書き出して・・う〜。。。
返信を受け取りリストに。リストに沿って・・

ちょっと待ってぇ〜まだ確認したいことが・・私は慌てて彼女を追いかける。
まったくドコ行っちゃったのよ・・ 相変わらず神出鬼没よね。

はっ!肝心なことに今気が付いた。
彼と直接打ち合わせをしたってこと?
まさか事務所からの依頼・・これはありえそうにはないわね。
一応「ウラ」を取っておこうかしら。

でも!あとでじっくり締め上げてみなくっちゃ!

by komomo



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その日、私は時間ぎりぎりまでデスクにへばりついていた。
携帯のアラーム音にせかされ、いつもの鞄を持ち、車に飛び乗った。
「会計」って当日そこにいれば良いだけだからラクなのよね。
鞄のなかにある電卓と、モバイルノートがあれば恐いものなし。
(まあそれもお見通し・・・ということでしっかり者の彼女からの依頼の仕事はこなしたけど)

会場について、会場準備の方達から渡された請求書をみてびっくり。
一流品ばかりよ。シャンパン・高価な食材・豪華なお花・センスあるクリスマス飾り。
お花は雪のように飾り付けられ、出席者へのプレゼントまで・・・。
エッ、生演奏なの。皆さん張り切りすぎよ。

ちょっと・・・会費で足りるの?
慌てて招待状を見てビックリ。
そういえば招待状も会場時間と場所しか見てなかった。
「会費はいりません」・・・どうするのよ。
まさか彼女そこまで太っ腹(もちろん性格がです)???


わたしは、請求書の束を片手に「彼女」を探して廊下をかけまわった。
その時よ、出会いがしらにぶつかってしまったの。
「ダイジョウブデスカ?」
「えっ!」その低い声、
私を抱きかかえてくれた腕のちから。
このまま時間がとまって・・・。

黒いタキシード姿の彼・・・・。
私は仕事用のスーツのまま・・・。
だってこの格好が一番評判がいいのよね。
彼は口元にやわらかい笑みを浮かべ。
「ヌナの言っていた会計の方ですね。渡したかったものがあるのです。」
彼はうちポケットから取り出したものを渡してくれた。

「これで全てお願いします。」
私は握られた手を見ると、一枚のVIPカードが。
えつ〜これでお支払いを全部していいの?
「ヌナ、何処へいってしまったのだろう?やっと間に合ったのに。
きっとお化粧だね。
ヌナが言っていました。仕事帰りで飛び込んでくる家族がいるはずだから
ドレスを用意してあるって。選んであげましょうか?」
彼はそう微笑むと歩き出した。

私は廊下に散らばった請求書を拾う事も忘れていた。

by utatane


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続くかもしれない・・・。

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ー 夢の世界の思い出 ー





ダンスの間彼の柔らかくてちょっと甘い香りが私を酔わせた。。。
彼の大きな腕に包まれてこのまま時が止まってくれたら。。

このまま人生が終っても悔いはない。
今このときのためだけに生きてきた。。。
そんな気持ちで彼に身を任せていた。。

サランハムニダ。。。
小さな声でやっと言ってみた。。。
彼は優しくうなずいて微笑んだ。。。

ーMeg ssiイツマデモ オシアワセニネー

夢なら覚めないで。。。

一曲がお約束だから。もう終ってしまう。。。
いいの。。
貴方は私だけのものじゃない。。
わかっています。。
貴方は特別の人だもの。。
神様が特別に今この時に同じ21世紀に送り込んで下さった最高の王子様!!
ケンチャナヨ。。


さぁ。。
次のかた。。
楽しいダンスを。。
夢のひと時を。。

招待状をありがとう(*^・^*)ダーリン!そしてヌナさま。。。
私達のために
こんなステキなサプライズを!!感謝いたします。。。。


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Et ensuite そして...
やっと一息整えて。
照明ぐっと落とし、ほとんどキャンドルとツリーの灯りのみのほの暗い部屋に、
漸く私の眼も慣れてきた...


おやおや、裾にスワロフスキー・クリスタルのスパンコールあしらった
シルクシフォンのドレス姿、誰かしらって見違えちゃったけれど、
どこかで着替えてきたのね。
落ち着いたグリーン、とっても良く似合って、大人の女性の色香... 
さっき、車寄せで擦れ違った時は確かいつものビジネススーツ姿だったけれど?


部屋の反対側、大きなツリーの影に佇んで、
夢二の絵から抜け出したみたいな濡れた大きな瞳、
くるくるさせてこっちの方眺めてると思ったら、一瞬小さな赤い唇ゆがめてウィンク。
今日の女主人公、"ヌナ”ね!
さすが、落ち着いてて余裕っていうか貫禄ある〜〜 さすがね!
ミュールのストラップ、細くて白い足首に絡ませて...なんだかセクシーなのよね。


あそこで彼と踊っているのはさっきドアを開けてくれた彼女じゃない!
いつの間に...頬を染めながら何やら彼に囁きかけてる...
あんなに頬を寄せて。


短いパフスリーヴにラビットファーあしらったパール刺繍の薄いカシミアニットに
ヴィスコースシルクオパールヴェルヴェットの襞たっぷりのスカート、
ウェストより高めに結んで垂らした黒いヴェルヴェットリボンが愛らしいのは..
.若いママの彼女ね!
カールして垂らした髪のせいで、今日は少女のように見えること...
何だかみんな、見違えちゃう!!


はしたなくも、暫くきょろきょろしてて、
ふと気づいたら音楽もウィンナ・ワルツに変わってる...
薄着で寒い聖堂のミサ、我慢してたお陰で身体は冷え切ってしまったけれど
シャンパーニュのせいで火照った頬に、空いてる左手あてて冷ましてたら、
後ろから微かに漂ってくるあの香り...Diorのフェアレンハイトだったかしら?
確かめる間もなく、
私の右手からさっとフルートグラスが取り上げられたと思ったら
ボーイの捧げるシルバー・トレイの上に。

次の瞬間、私の身体は宙を舞い、気づいたらダンス・フロアの真ん中... 
冷たい手が彼の大きな手に包まれ、暖かさが胸にまで伝わってくる...
何だかこのままふぅっと...彼の胸の中に崩れ落ちてしまいそう...

ーcecilia ssi アイタカッタデスー

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続くかもしれない・・・。

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